■街の一句 2013.5.19


尋ね来し母のヘルパー螢草  中村 町子


なぜ尋ねて来たのか。

母と作者が同居している場所にヘルパーが来たのであれば

格別な詩は感じられない。

「尋ね」という言葉が持つ難儀の感じは

母のヘルパーだった人が作者の居場所を尋ねてきたというところ。

つまり母とヘルパーとの関係はもう終っていると取れる。

そこがドラマを感じさせるのである。

                 今井聖

         

                       これまでの「未来区鳥瞰」選評より

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