■街の一句 2012年



短夜の体温残る貝釦        河野けいこ



脱いだ服に触れている。

夫か、子供か、自分以外の誰かの服である。

服には体温が残り、服の貝釦もまた温かい。

人間というものの存在とその存在に寄せる愛情の確かさを

感じさせる。                  (今井 聖)


           2012.6.3(これまでの「未来区鳥瞰」選評より)
               




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テーマ:詩・和歌(短歌・俳句・川柳)など - ジャンル:学問・文化・芸術

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