銭湯のラ・マルセエーズ寒の月    矢野麦州

銭湯でフランス国歌をハミングする男がいる。
フランスは今日まで憧れの文化国家でありつづけてきたから、
その国歌も憧れの中で歌われてきた。
友人で酔うとかならず「インターナショナル」と「ワルシャワ労働歌」を歌う奴がいる。
これは世代のせいだ。

                       今井 聖

「街」82号 未来区鳥瞰より

| ■ 街の一句

«  | ホーム |  »